謎の武装集団のリーダーは、マイクを掴んで挨拶を続けた。

謎の武装集団のリーダーは、マイクを掴んで挨拶を続けた。

「我々は聖戦に魂を捧げし者の集まりだ。今日のこの日、神に許しを乞う唯一のチャンスを皆に与えに来た。どうか世界の皆さん、今のこの瞬間を永遠にその脳裏に焼き付けて欲しい」

リーダーは目出し帽の中からスタジオ内を見渡す。観覧客は皆、恐怖に顔を引きつらせていた。彼らの為に、親切にもリーダーは注意事項を伝達する。

「このスタジオ内にいる者に伝えておく。
まず、我々の指示に従わない者は殺す。勝手にスタジオを出ようとする者は殺す。今から席に着かない者は殺す。無許可に席を立つ者は殺す。許可を得ない発言をする者は殺す。反抗的な態度の者は殺す。神への侮辱を為す者は殺す」

強圧的なリーダーの言葉に、観覧客達は震え上がった。皆慌てて席に戻る。
武装集団は10人以上いた。彼らはスタジオ内をぐるりと取り囲み、銃口を100人以上いる民間人に向けている。

「そしてスタジオの外にいる者達に告げる。LIVE中継を止めたら10人殺す。スタジオの外から1人でも侵入したら50人殺す。スタジオの電源を切ったら100人殺す」

リーダーが文言を紡ぐ間、観覧客達は生きた心地がしなかった。
彼らの要求を聞きながら、早瀬未沙は不思議に思う。この武装集団はどこから侵入して来たのだろう。TV局は護衛の兵士の大群に包囲されている筈だ。とてもこんな物騒な連中が入り込める余地など無い筈だった。

「我々の要望は一つだけだ。この場において、世の中の真実を暴き出す事。そしてそれを阻む者を神の名の下に蹴散らす事だ」

目出し帽のリーダーはそう告げる。口腔内にセットするボイスチェンジャーを使っているのだろうか、微妙な残響音が耳についた。
自らの短機関銃を円卓の上に置くと、アーサー王よろしく円卓の騎士達の顔一つ一つを眺めやる。

「では諸君、対談を再開しよう。ただしこれからはよくよく発言に注意して行うように」

リーダーの男はそう告げた。円卓につく一同の顔に緊張が走った。




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冷静

おー、未沙の冷静な分析、さすが修羅場を何度も経験してるだけはあるね。

緊張感半端ない。チェン君大丈夫かな…。チーリンは平気そう。きっと輝君が助けてくれるよ。

Re: 冷静

どんな場面でも、「見れる」人っていますよね。

逆にどんな場面でも「見れない」人もいますがww

え?びえりは?
何にも見えないし何にも聞こえないです(^-^)/


> おー、未沙の冷静な分析、さすが修羅場を何度も経験してるだけはあるね。

Re: タイトルなし

きっとみんな平気ですよ(^-^)/

意外とびえりさん優しいから


> 緊張感半端ない。チェン君大丈夫かな…。チーリンは平気そう。きっと輝君が助けてくれるよ。

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Re: 心配

ストレスが良くないですよね>_<

第一にそっちの事を優先して欲しいところです。

というか皆さん心配し過ぎですってば〜
大丈夫大丈夫
Take it easyですよ(^-^)/
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FC2の機能がよく分からないので、何か変だったら教えてください(´・ω・`)

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